アドアフィリは1回の広告出稿で成果が出る事はほぼありません。
なぜなら、ユーザーの反応を見ないと明確な答えがわからないからです。
この記事では、ユーザーの反応が1番良い広告クリエイティブを出稿するために
必要なテスト、改善方法について解説しています。
アドアフィリエイトで成果を出すためのクリエイティブテスト方法3選
なぜテストが必要なのか?
正しいテストが出来るという事は、広告運用する上で必要最低限のスキルだと思います。
なぜなら、アドアフィリエイトは「広告クリエイティブや記事LPの影響力」が直接成果に直結するからです。
どのテキストがユーザーに響いて、どの画像なら一番目を向けてくれるのか。
色々アイデアが浮かんできて、自分がすごく良いと思ったものでも、ユーザーに響くか響かないかは、広告を出稿してみなければわかりません。
その時に、自分の感覚に任せるのではなく、しっかりとテストする事でその「答え」が導き出せたとしたら、成約までの距離は限りなく近くなります。
テストができなければ成果は上げられないし、テストが出来れば成果までの距離がグッと近くなるから。
また
1度出した広告で成果を上げたとしても、その広告がずっと成果を上げ続けてくれるとは限りません。どちらかというと、広告効果が薄れてくる事の方が多いと思います。
広告にも「旬」や「トレンド」みたいなものがあります。
今後、広告の効果が薄れてきたり、旬やトレンドに合わなくなったりした時に、広告効果を維持するため、クリエイティブや記事LPの修正が必要になる時が必ず訪れます。
そんな時に必ず「広告テストのスキル」は必要になります。
広告テストが出来れば、広告効果が薄れてきた時しっかり対応できる
「目的」を持ってテストする事が大事
テストをするにあたり重要な事は「目的を持ってテストする」事です。
大前提として、アドアフィリの最大の目的は「ユーザーに商品の購入、サービスの申込みをしてもらう事」です。
この目的は、どんな作業をする時でも常に頭に入れとかなければいけません。
その大きな前提の中で、
クリエイティブなら狙った「ターゲットに必ずクリックしてもらう事」だったり
記事LPで「購買意欲を高めて、広告主LPへ誘導する事」だったりと小さな目的がたくさんあります。
広告をテストする時もこの考え方が必要です。
広告をテストする時の最終的な目的は「どの広告が反応が一番いいか?」です。
その目的を達成するために、メインテキストだったらどれが一番反応が良いか、
画像だったらどの画像が反応が良いかを選んで行かなければいけません。
大切な事は「どの部分を今テストしているのか?」を明確にしておく事です。
ここを明確にしておかなければ「何故成果があがったのか」逆に「何が悪くて成果があがらないのか」が全然わからなくなってしまいます。
小さな目的であっても、広告をテストする時は「テキスト」なのか「画像」なのか、
今「どこのテストをしているのか?」目的を持って、テストして行きましょう。
シンプルだけど最強なテスト手法とは?
シンプルで結果がわかりやすいABテスト

ABテストとは、Webマーケティングにおいての「コンバージョン率最適化」をはかる手法の一つです。
簡単に言うと、自分がかかげる目標(コンバージョン)を達成するための改善方法の一つという事です。
ABテストには、色々やり方があるようですが、アドアフィリエイトのABテストはものすごくシンプルでアナログな考え方です。
その考え方は「比較して、良い方を採用する」というものです。
あまり難しい事は考えず、比較して、数字の良い方を採用するようにしましょう。
基本的なABテストのやり方
ここでいうABテストの基本は
「テストしたい1か所だけ変えて、その他は全部一緒にしておく」という事です。


メインテキストをテストしたい時は、メインテキストのみを変更してください。
他の「画像」「見出し(今だけキャンペーン)」「コールトゥアクションボタン(詳しくはこちら)」は一切変えずに、テストをしたい「メインテキスト」のみを変更します。
あれもこれも変えてしまうと、「何が良くて、どこが悪かったのか」を判断できません。


画像をテストしたい場合も同じです。
画像だけを変更して、他の部分は全て同じにしておきます。
こうする事によって他の要素は関係なく、純粋に画像だったらどっちの方がユーザーの反応が良いかを見極める事が出来ます。
(見出し、コールトゥアクションボタンをテストしたい場合も同様に行います。)
正しいテストをするために
何からテストするのが良い?
広告をテストする時は、「広告の一番重要な部分」からテストするのが鉄則です。
下の広告は、ダイエットサプリメントの広告だとします。
体重でお困りのあなたへ!
運動や食事制限なく理想のボディを手に入れませんか?

大前提として、この広告の一番伝えたい事(一番重要な部分)とは何でしょうか?
この広告で一番伝えたい事は「理想のボディを手に入れられる良い方法があるよ」という事です。
この「理想のボディを手に入れられる良い方法があるよ」という事が、
テキストと画像、それぞれ単体で見た時にどちらの方が伝わるでしょうか?
人それぞれ感覚が違うので絶対とは言えませんが、
「理想のボディを手にいれませんか?」から「理想のボディを手に入れられる方法があるんだ」という隠れたメッセージが、ユーザーにも認識されやすいですよね。
逆に画像だけだと、
「体重の事で悩んでいそうだな」とはわかりますが「良い方法があるよ」という事は伝わりにくいです。もっと言うと、
受け取る側のユーザーによっては「体重を計ってる時に大きな地震があって、たまたま伏せただけ」と捉える方もいるかもしれません。
よって、広告のテストをする時は、
「こちら側が伝えたい事を、認識してくれる可能性が一番高い部分、
すなわち、テキストからテストする事が大切です。
テキストだけでも伝えたい事は具体的に伝わり、ユーザーに認識されやすいです。
しかし、これが画像だけになると抽象的なイメージになり、受け手によって捉え方も変わってきてしいます。
広告を改善する時は、こちら側が伝えたい事を、ユーザーが一番認識しやすいテキスト(広告文)からテストしていく。
広告クリエイティブがどのように表示されるのかを知る
ほとんどの媒体のクリエイティブ広告は基本4つの構成からなっています。
Facebookのクリエイティブ広告で解説していきます。

- メインテキスト
- 画像
- 見出し
- コールトゥアクション
ボタン
①メインテキスト
メインテキストは、ユーザーの1番目にとまる部分で、具体的に「どういう広告か?」が
1番認識されやすい部分になります。
②画像
画像はユーザーのイメージをかき立てます。ユーザーの購買意欲に直接訴えかけるものではないですが「なんか良さそう」「好感が持てる」などの印象を与える事が出来ます。
③見出し
見出しは「目玉になる短い文章」を入れるのが鉄則なんじゃないかなと思います。
自分は、目を引くような「オファー」を入れる事が多いです。
④コールトゥアクションボタン
ユーザーはこのボタンを押して、商品やサービスの紹介をする「記事LP」に向かいます。
基本的には、「詳しくはこちら」で大丈夫だと思います。
クリエイティブのテストをする場合は、基本的に①と②の2つを徹底的にテストするのが一番良いです。
僕自身「見出し」と「コールトゥアクションボタン」もテストしていたのですが、数字が極端にかわるわけではないので、そこのテストに広告費と時間をかけるなら、①と②を重点的にテストするのが一番良いと思います。
クリエイティブのテストは
「メインテキスト」と「画像」の2つのみ重点的に行う
アドアフィリのユーザーである「購入意欲が低いユーザー層」に響く、キャッチコピーやテキストの考え方は、こちらの記事を見てみて下さい。

広告クリエイティブの構造を知る
SNS広告(クリエイティブ)は、ほとんどの媒体が、
「キャンペーン」「広告セット」「広告」の3つの構成で成り立っています。


広告を配信する時に「1日の予算」を設定しますが、この予算は「広告セット」に割り当てられる金額になります。
広告セットを5つ作ると<1日の予算×5>という事になります。
広告セットが1つで、この中に5つの広告を作った場合は<1日の予算×1(広告セットの数)となり、「1日の予算」が「5つの広告」で配分されるよう運用されます。
「1日の予算」は「広告セット」ごとに使われる予算
広告クリエイティブで成果を出すためのテスト方法3選
①広告セットを複数作って正確なテストをする
信頼度★★★★★
このテスト方法は、一番正確な結果が期待できるテスト方法です。
ただその反面、一番広告費が高いテスト方法になります。
広告セットの中に、広告を1つだけ作ります。
これを、テストしたい数(3~5セットくらい)だけ作る方法になります。
5つのテキストの中から、どのテキストが一番反応がいいのかテストをする場合は、
広告セットを5つ作り、テキスト文だけ5つ違った広告を作り一斉に発信します。
(テキスト文以外は、すべて同じ内容)

1日の広告費は、広告セットごとに消費されるので、1セット均等に3000円消費されるように設定して5セットある場合は、3,000×5で15,000円の消費という事になります。
広告費は広告セットごとに決められるので、例えば広告セット1を1,000円、広告セット2を2,000円というように違う金額に設定する事も出来ますが、金額がバラバラだと正確なテストが出来ないので、設定金額を均一にする事をおススメします。
- 広告セット内に、広告は1つだけ。それを複数セット作る
- テストしたい部分だけ変える(テキストならテキストのみ)
②広告セット1つでテキスト複数、画像1パターン
信頼度★★★★
このテスト方法も、1つずつテストする方法ですが①パターンと違うところは「広告セット」は1つだけというところです。
1つの広告セットの中に、3~5つほど広告を作ります。
この時も、テキストをテストしたい場合は、テキストは複数設定して、その他の「画像」「見出し」「コールトゥアクションボタン」は統一させてください。

この場合1日の予算が10,000円の場合、広告セットは1つだけなので、10,000円の予算を広告の数で分けるような形になります。
なので、計算上1つの広告あたり2,000円の広告費になりますが、
媒体のAIが考えて振り分けることになるので、1つの広告は500円しか使われてないのに、もう1つは3000円使われているといった事も起こります。
上のテストで、一番広告効果の高いテキスト文が見つかったら、
次は「その一番広告効果の高かったテキスト文」1つと、画像5パターンで広告テストをしてください。
そうする事で、一番効果の高い「テキスト」と「画像」が見つかるので、
その組み合わせで、本運用をしてください。
テキストのテストが終わったら、
その中の「一番広告効果の高かったテキスト文」1つと、
画像5パターンで広告テストをして、広告効果の高い画像を導き出す。
一番広告効果の高かった「テキスト」と「画像」の組み合わせで
最適化を目指した運用を開始する。
③小予算で大量テスト!ダイナミッククリエイティブ広告
信頼度★★★
ダイナミッククリエイティブ広告は、Facebook広告の機能になるのですが、複数のテキストや画像を選択すると、AIが反応が良くなるよう組み合わせて自動で配信してくれるシステムになります。
テストの正確さを求める場合は、前項で紹介した方法が良いのですが「予算をあまりかけられない」という方もいると思うので、そういう方にはおススメの方法になります。

1つの広告セットの中に、使用したい「テキスト」と使用したい「画像」を複数選んで配信するだけになります。
設定方法を解説します。
ダイナミッククリエイティブ広告設定方法
①(広告アカウントに切り替え>キャンペーンを入力>広告セット画面から)
ダイナミッククリエイティブをオンにして、広告設定へ進みます。

②広告設定画面が下のように、「クリエイティブソース」という画面に変わります。
フォーマットは「シングル画像または動画」を選択。

③最初に使用する画像を選択します。
画像を使う場合は「画像」を、動画を使う場合は「動画」を選択します。
「見る人ごとにクリエイティブを最適化」がONになっているのを確認して下さい。

④「画像を選択する」をクリックすると、画像を選択できるようになります。(画像が1枚もない場合はアップロードを選択します。)
ダイナミッククリエイティブの場合、複数選択が可能なので、使用したい画像を複数選択してください。下に「選択された画像」が確認できるので、OKならば「次へ」をクリックします。

⑤下の図のように、画像が複数(5枚)選択されました。

⑥続いて、メインテキストを入力していきます。
メインテキストを1つ入力したら、「オプションを追加」をクリックします。

⑤「オプションを追加」をクリックするとメインテキストを増やせます。
メインテキストは5つまで増やすことが可能です。

⑥続いて「見出し」と「コールトゥアクションボタン」になります。
同じように「オプションを追加」でバリエーションを増やすことができます。


テキスト・画像・見出し・コールトゥアクションボタン、すべて選択して、「実行」ボタンでダイナミッククリエイティブ広告を出稿できます。
ダイナミッククリエイティブ広告の予算の目安
ダイナミッククリエイティブ広告の予算の考え方は、
「テキストの数」×「画像の数」×500円で考えるのが丁度いいのかなと思います。
テキストが2つ、画像が5つの場合だと10パターンになるので、10×500で5000円の予算が目安になります。
「テキスト数」×「画像数」×「500円」
一つ注意点なんですが、この法則で例えばテキスト数が2つ、画像数も2つで、パターンは4パターン。500をかけるとこの場合の予算の目安は2,000円という事になります。
4つのパターンを広告費2000円でAIが十分最適な配信をしてくれるでしょうか?
あまりにも少なすぎる予算だとAIも十分なテストが出来ません。
少ないパターンで運用する場合も、最低限の予算は1広告セット3000円くらいは設定しておきましょう。
テストにかける時間はどれくらい見ておけば良いか?
2,3日あれば数字上で結果が出ると思います。
ハッキリしたテスト結果が得られない場合は、最長でも1週間くらいだと思います。
最後に
アドアフィリエイトは、データがしっかり取れる運用方法です。
自分の感覚で広告運用するのではなく、はじき出されたデータを見ながらテストを行い、どの広告がユーザーにとって一番反応が良いかを導いていきましょう。
SNS広告はFBやTikTokの優秀な媒体(AI)が、もっとも成果の上がりそうなところめがけて広告を配信してくれるシステムにはなっていますが、AIも最初はかなり迷いながらテストをしています。
何が言いたいかというと、AIに任せっきりな運用はしない方が良いということです。
成果のでるテスト方法を確立させて、成果にビビらない広告運用をしていきましょう。
もし何かあればコメントをお願いします。